4月13日 (木)  一生に何台乗れるか?・・・

昨年からついに介護保険料なるものを支払い始めて、ついに人生の折り返し地点にきたのかなぁと
妙にこれからの人生について考えるようになりましたねぇ。
別に家を建てたいとか高級外車に乗りたいとかいう欲求は全く無くて、いかにビートやトゥデイを
速くて意のままに操れる乗り物にしようかということばかり考えています。
ビートが生まれた時代はバブリーな時期でしたが、当時のお役所の石頭では軽自動車でオープンで
ミッドシップカーで二人乗りなどという前例のない形をした乗り物を簡単に認可しないであろうことは
ホンダの開発陣にとっても容易に想像できたようで、これはスポーツカーではありませんよ、
楽しく快適に移動するための道具なんです〜という建前を前面に出すしかなかったのでしょう、
「ミッドシップアミューズメント」なるキャッチフレーズで軽快な明るいイメージで売り出されました。
ただやはり当時のF1人気も反映して世間ではビートはS800以来のホンダが創ったスポーツカーという
捉え方をほとんどの人がしていたと思います。
実際当時S800にどっぷりはまっていた私もそのうちの一人でした。
ビートを試乗させてもらったときのことは今でもはっきり覚えています。
雨の中を真新しい赤色のビートに乗らせていただいたのですが、走り出してすぐに「こりゃなんじゃ?」
というあまりに期待しすぎていたために落胆してしまいました。
今にして思えば当時正にリアルスポーツカーのS800に乗っていたのですから、ある程度
万人向けに創られた現代の車にあまり期待をするのは無理があるというものです。
しばらくの間ビートの存在は頭から消去されたのも同然だったのですが、ストリート用のS800を
手放したこともあって、楽しい街乗りできる車を買おうとしたときに、再びビートという存在が
頭の中に蘇えりました。
ただし、ノーマルで乗ろうなんて気はさらさらなく、徹底的に自分好みの車にしてやろうと思っていました。
ところが、新古車のようなビートを購入した平成7年はアフターパーツの世界でもビートはとても
不人気で、あれほど雨後の筍のように様々なパーツがリリースされていたのに入手が困難な状況に
なっていました。
その年に自分で商売を始めたこともあり、無いなら造っちゃえの精神で自分が欲しい物を造ってきて
現在に至るっていう感じです。
なんか前振りが長すぎましたが(本当に長くてすいません)、要するに一生の間に所有できる車って
そんなに多くはないですから、悔いの残らないように気になる乗りたい車には早目に乗って、
ここをもう少しこうすればもっと良くなるのに、みたいな箇所にはどんどん手を入れていきましょうってことを
声を大にして言いたい訳です。
で、これから通勤時間を楽しむための次期マイカーがようやく鈴鹿からディーラーさんに届きました。
今年で生産が終了が決定しているインサイトです。
おそらく日本には二千台強しか生息していません。
しかも今回は前のとは違ってさらに台数の少ないMT車です。
周りにはCVTのインサイトに乗っている方は何人もおられますので、いつでも乗らせてもらえるし、
あくまでも今度のインサイトはスポーツカーらしく仕上げて行こうと思っています。
インサイトの名誉の為に述べておきますが、この車は単なる燃費が良いという車ではなく、
軽量・低重心・モーターアシストによる高トルクと特にジムカーナ走行における速く走るための
資質を備えています。
その資質をさらに高めるためにはまず、
@あまりにハイギヤードなMTギヤをローギヤ化してクロスさせる
ALSDを造って入れる
Bサスペンションを造る
これらのメニューでいきたいと思っています。
いろいろ調べてほぼ全てパーツは揃いましたので、あとは慣らし終了後、組み込んでみたいと思っています。

※写真のインサイトは納車前の為、フロントバンパー左右下のストレーキが付いていません。
 工場出荷時は積載車に載せる際、こすらないように未装着みたいです。

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