2月4日 (月)  6灯テールライトの車検について Vol,1

先週の金曜日に千葉のお客様よりFAXとお電話をいただきまして、千葉の軽自動車検査協会の方でビートの継続車検を受験したが、テールライトの制動灯(ブレーキライト)の面積が保安基準に達していないので、不合格になったとご報告いただきました。
これまでにかなりの数を販売していますが、このような事件は初めてです。
送っていただいた検査票を見ると担当検査官は制動灯の面積が不足しているとして「19.625平方センチメートル」と数値を自筆で記入しています。
保安基準では制動灯の面積の規定は20平方センチメートル以上という規定になっていますので数字だけ見れば少し足りないということになります。
6灯テールライトKITの制動灯はドイツのHella社製でポルシェやマセラティに純正採用されていますし、VWのルポ用に同じライトを使用していたテールKITが過去に車検対応品として販売されていましたから、すぐにおかしいと思いました。
円の面積を算出する公式は半径×半径×3.14です。
余談ですが、ゆとりの教育時代は3.0でよかったんですよね? 最近また元に戻ったとか・・・
「19.625平方センチメートル」という数字から逆算すると担当検査官はHellaの制動灯の直径を「50mm」と測定したということになります。
手元にある同じレンズの外径をノギスで測定しますと「約53.5mm」です。
安物のメジャーで測っても「50mm」よりは確実に大きくて52〜3mmの数値になります。
「53mm」の外径としますと、計算では面積は約22平方センチメートルということになります。当然保安基準内の制動灯の面積ということになります。
ちなみに「51mm」でもぎりぎりOKです。
本日、担当検査官ご本人に直接確認させていただこうと思い、電話しましたが、出張で不在ということで明日話をすることになっています。
小数点以下3位まで計算して0.375平方センチメートルの面積が不足しているとして検査を不合格にさせる方なので、さぞ正確な測定をされていたこととは思いますが、一度測定方法を直接聞かないことには納得できません。
悪しき前例とならないよう、また6灯テールライトKITの今後の販売にも関わる重大な問題ですので納得できる回答が得られるまでは引き下がらないつもりです。

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