4月2日 (水)  ガソリン暫定税率・・・

先週は少し寒い日が続きましたが、今週、特に今日はまさに春爛漫という感じです。
桜が満開で、店の周りでは鶯が心地よい声で鳴いてくれています。
ホームページもリニューアルしたので、今月からはこの「超きまぐれ日記」をまず「気まぐれ日記」ぐらいに出来るようにがんばるつもりです。

さて、今日はちょっと税金がらみのお話などを・・・。
少し前のこの日記にも書きましたが、ねじれ国会の恩恵でガソリンの暫定税率が一旦失効しましたね。
奈良県の通勤路のスタンドでも概ね価格がリッター辺り20円程度安くなっています。
代車のエッセATの警告灯が点灯していたので、気持ちよく近くのスタンドで「満タン」にしてきました。
約520キロ走行して約30リッターの給油。燃費の良い車です。
しかし、支払いの方は安くなったとはいえ約3,800円です。
これが値下げ前は約600円は高かった訳ですが、レギュラーガソリンが100円ちょっとの時期なら3,000円ぐらいで満タンになっていたのですからかなりの差になりますよね?
原油高に文句を言っても仕方無いのですが、その100円ちょっとだったガソリン価格にもしっかり「暫定税率」という税金が掛けられていたんですよねぇ。
どうも日本の政治家や官僚は「暫定」という言葉の意味がよく分かっておられないようで、平気で何十年も続けている行為に対してこの言葉を他にも使っているようです。

日本という国は今回の件は一事が万事で、「金(税金)は取りやすいところから取れ」「一度取ったら何度でも取れ」「取った金は自分達で好きに使おう」
こんな国のような気がして仕方ありません。

「道路特定財源」というのは今回話題になっているガソリンだけでは無く、「自動車重量税」や「自動車取得税」もありますが、これらにも永く「暫定税率」という上乗せ分の税金が掛けられているんですよね。
例えば車体重量が1,050キログラムのホンダのフィットの車検を現時点で受けるとしますと重量税として「37,800円」分の印紙を購入しなくてはなりません。
もし暫定税率分を無くしたとしますと、「15,000円」になるんですよね。
本税よりも「暫定」で掛けられている税金の方が高い、しかも30年以上取り続けているなんて、まさに不思議の国NIPPONですね。
このままいくとこの「暫定税率」も4月の末で失効するそうですから、5月になるまで新車を買わないとか車検を受けないという現象が発生しそうです。

やはり「自民党」という政党が永らく政権を握り、高級官僚出身の議員を増やし、建設業や道路業界等様々な所謂「公共事業」に絡んだ業者から多額の献金を受け取り私腹を肥やすという図式を改革していかない限り、この国に住んでいても我々国民は税金を搾取され続ける存在でしかないような気がします。
せっせと働いて多額の税金をその間毟り取られ、老後の為にと積み立てているはずの年金は貰えるかどうかも怪しくなってきている現状に危機感を持たなくてはならないと思います。
でも、冷静に考えるとそういうルール作りを自分達の利権の為に続けている政治家を選挙で選んでいるはずの我々も「日本人」なんですよねぇ・・・。