10月11日 (月)  久々の新製品…

ビートやトゥデイ等のE07Aエンジン用にタペットアジャスティングボルトを超々ジュラルミンで製作しました。
1個辺り約2g程度軽量化できます。
たった2gと思われるかもしれませんが、純正のナットは1個約2.8gくらいですから、7割近い軽量化です。
手で持てば違いは歴然です。
バルブ周りの所謂動弁系は軽ければ軽い程、バルブの高回転域での追従性が良くなります。
バルブスプリングのレートを上げると高回転域でのバルブジャンプは発生しにくいですが、同時にフリクションロスも生じるので、弊社のレースカーには全てビート用の純正バルブスプリングを採用し、チタンリテーナーやロッカーアームの軽量化、タペットアジャスティングナットを特注チタン製に変更する等して対処してきました。
使用しているカムのピークパワー発生回転数が大体8,500〜9,000rpmですので、バルブスプリングはノーマルで十分という判断です。
その代わり動弁系のパーツを軽くすることによってエンジンがよりスムーズに回るように気を遣っています。

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